順番に回答します。@太陽光発電による電力は最初に自家消費分に回り、余った電力のみ売ることができます。従って節電すればするほど売電が増え、反対に自家消費が発電量を上回った場合は売電は発生しません。システム的には非常に簡単で水が上から下へ流れるのと同じ原理で、太陽光発電の電圧が商業用電力(買う電力)よりわずかに高いのです。そうすると自家消費しきれない太陽光の電力が電圧の低い商業用電力に流れます。つまり売れるのです。A設置条件の他、購入価格、消費電力量、オール電化か否か、電力契約、住んでいる地域での補助金額、等により回収年数は大幅に異なってきます。かなりアバウトな話しですが補助金、今後開始予定の余剰電力倍額買取制度を含めて、3.00KWで10年〜13年、2.50KWで13年〜15年、1.80KWで20年〜30年でしょうか?1.80KWでは余剰電力はほとんど発生しないので余剰電力倍額買取制度の恩恵は受けられません。また設置費用も工事費の割合が高い為国補助金対象の70万円以下には収まらないはずです。B消費電力量、オール電化か否か、電力契約、節電意識、冷暖房費の電気代に占める使用割合等により大幅に異なります。余剰電力倍額買取制度が開始された場合平均的な消費電力の家庭で月平均、3.00KWで5,000円〜6,000円、2.50KWで3,000円〜4,000円、1.80KWでは0円〜数100円でしょうか?C太陽光発電システムは全ての建物、家庭に適しているものではありません。その為条件が合わなかったり、訪問販売から高額で買ってしまうと元が取れないと言われてしまいます。反対に条件が良く、安く買えば、補助金や余剰電力倍額買取制度により設置しない方が損だと言える時代を迎えようとしています。そのことが政府の温暖化対策に於ける太陽光発電普及の狙いなのです。
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